温泉民宿やまびこ荘

曽木の滝

鹿児島県伊佐市にある曽木の滝は、その壮大な自然美で多くの人々を魅了しています。高さ12メートル、幅210メートルという広大な滝は、加久藤火砕流の堆積物により形成され、「東洋のナイアガラ」とも称されています。この滝は、豊臣秀吉が島津征伐の帰りにも訪れ、その美景に心を奪われたという伝承があります。 滝の周辺は「曽木の滝公園」として整備され、春には桜やツツジ、秋には紅葉がこの地を一層美しく彩ります。毎年11月下旬には、この自然の美しさを楽しむ「もみじ祭り」も開催されます。さらに、公園内には詩人・柳原白蓮によって詠まれた歌碑が立っており、歴史と文化が息づいています。 特筆すべきは、「曽木の滝洞窟きのこ園」というユニークな施設もあります。これは、かつての曽木発電所の地下道を活用したもので、地下150メートルにわたる神秘的な空間が広がっています。また、滝から1.5km下流には、夏季にのみ水面が現れる「曽木発電所（第二発電所）跡」があり、この地域の歴史的な一面を垣間見ることができます。